愛する婚約者のためなら、身分を偽り、どんな泥水をもすする覚悟だった。美術界の大物沈修遠は、陸清瑶のキャリアのためにすべてを捧げてきた。だが、その献身に対する報いは、見知らぬ放浪芸術家との愛の展覧会だった。 怒りに身を任せ、愛した女の晴れ舞台をメチャクチャに壊す修遠。しかし清瑶は怯むどころか、冷酷な言葉で修遠を切り捨て、浮気相手に寄り添うのだった。 冷め切った瞳で、修遠は彼女への想いを完全に捨てる。 だが、本当に狂っているのは誰なのか? 彼女が彼を裏切った“裏の理由”とは? 歯車が狂い出した愛憎の果てに、かつて愛し合った二人が辿り着く地獄とは……